「ククール。
 何処行くんだよ……!?」

次期国王になる為の勉強をしているエイトが俺を呼び止める。

解かりきった事だが、
一応、自己紹介しておこう。

俺の名はククール。

元領主の息子だが、今、その屋敷は無い。
両親も既に他界。
腹違いのマルチェロ兄貴は野望達成の末、
ラプソーンに身体を乗っ取られ、
何とか助かったものの、その後は行方不明。
結果、トロデーン城に住み着いてしまった俺。
<1>
「兄貴を探しに行くのも有りだよな……。」

ボソッと呟くと、エイトは驚愕して俺を見る。

「何だ。
 まだ、やる事決めて無かったの?」

「悪いか?」

「いや、別に。
 いつもの事だからいいけど……。」

な〜〜んか、引っかかる言い方だが、
気にしていても仕方ない。
他に何か、提案でもあるのか、聞いてみるか……!!

「……で、エイト。
 最初、お前は俺が何処に行くと予想した?」

「そうだね……。
 俺はてっきり、ゼシカに逢いに行くのかと思ったよ♪」

ゼシカか……。
それもいいかもしれないな。

さて、どうしようか……。
 ■駄目もとだが、マルチェロ兄貴を捜してみよう!!
 ■やっと想いが通じたゼシカに逢いに行こうか……♪
 ■いや。俺はこのまま、トロデーン城に居る。

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