「『お菓子』を持っていくと喜ぶんだよ。」
<3>
確かにソレが安全かもしれないが……。
ニコニコ顔で、エイトが包みを出す。

「ミーティアが作ってくれたんだ。
 ただ、ちょっと作りすぎちゃったんで、
 ゼシカにも分けようと思って。」

「それで、俺に『ゼシカに逢いに行け』と言ったんだな?」

「ご名答♪
 じゃ、頼んだよ。」

上機嫌で踵を返すと、
近衛隊長としての任務を果す為、
エイトは去ってしまう。

しかし、だ……。

ひょっとすると城内の連中が、
『作りすぎ』の犠牲になっている可能性がある。

__ちょっと、どころじゃないだろ……。

意外と大きな包みに嘆息しながらも中を覗く。
開けて1つ摘むと、結構美味しい!!

いいよな〜〜、エイトは。
姫様の料理が美味しくて……。

だが、俺としては、
宝石を持っていく方が、
ハニーに喜ばれると思うんだが……?

どうしようか……。
 ■お菓子をそのまま持っていく。
 
 ■宝石を持っていく。

※ 途中で止める場合は、このページをブックマークしておくと、
止めた場所から、再び始めることが出来ます。

DQ8『小説』CONTENTS