「分かりました。門限までに戻ります。」 エイトを怒らせると、後が怖いんだ。 取り敢えず、俺は素直に答えることにしておいた。 もちろん、守る守らないは俺の勝手だが……♪ |
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「……素直だね。」 首を傾げ、不思議そうに見てくる。 腕組みしながらエイトは、何かを考えているようである。 「いや。 こういう場合、ククールって必ず何か企んでいるよね……。」 「一緒に来るか?」 「いや。結構です。 俺だって仕事が有るし、暇じゃないし……。」 俺の問いに、エイトが返してくる。 確かに公務の仕事って、退屈で大容量なんだよな。 彼を仕事場から引き離すと、トロデ王が五月蝿いし……。 「あ、そうだ!!」 思い出したように「ポンッ!」と手を叩き、 エイトは一枚の紙切れを出してきた。 __……何々。 出された紙を受け取り、 覗き込むと『一匹のモンスター』の絵が描かれている。 要するに、この紙は『WANTED』(指名手配書)なんだ。 「マイエラ近辺で出現するらしいよ? 聞けば、モリーさんも欲しがっているモンスターらしいから、 捕まえて連れて行けば、ご褒美が待っているかもしれないし。」 「面倒くさいな……。」 だが正直、面白そうでもある。 その手配書に描かれていたモンスターの名称は何だったけ……。 俺は額に手を当て、よく思い出す。 さて、そのモンスターとは……? |
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■「山のテンション王」、ブラウニーの『ブラウン』。 ■パルミド地方に居る筈の、「愛の国から来た女」、ウィッチレディの『アモーレ』。 |
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