注:時期ネタでご注意下さい。説明簡略化しています。 情報基:http://www.thefunplace.com/valen/origin.html 「もうすぐバレンタインデーですね♪ やっぱり、姫様から頂くのでしょう?」 同期の兵士が俺に語りかけてくる。 しかし俺は、そんな行事があることなど、まったく知らなかった……。 |
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トロデーン図書室。 ここで俺は、昔の文献を漁(あさ)っていた。 __『バレンタインデー』の2月14日って、処刑日だったのか……。 結構『由来』は怖いところから来てるんだ……。 俺は、思わず身震いし、そっと元の場所に書物を戻す。 ……と。 「エイト♪」 突然、ミーティアが後から声を掛けてきた。 驚いて後を振り返る。 「は、はい!!?」 「? エイト。 何が怖いの?」 不思議そうに、ミーティアが俺の瞳を覗き込んでくる。 俺が気を取り直し姿勢を正すと、彼女はホッとしてニコニコ顔になった。 そして……。 「もうすぐ、2月14日ですわ。 ミーティア、エイトの為に頑張りますね♪」 __……!!!!? 思わず、後退る……!! 何を頑張るのですか? いったい何を……。 だが、ミーティアはそんな俺に気付かず、 上機嫌で図書室から去って行ってしまった。 まずいな〜〜。 こういう場合、俺は何をしたら良いのだろう……。 ちなみに、文献にあった『バレンタイン本来の意味』とはこうである。 「残虐な皇帝(暴君)は軍を補強する兵隊を集めようと苦戦。 彼はありとあらゆる婚姻・婚約を無効にしてしまう。 その頃、聖職者セイント・バレンタインは下層階級の女性と密かに結婚。 婚姻の儀式が皇帝の耳に入り、バレンタインは投獄され2月14日に処刑。」 (※国名省略。) 結構、内容は惨かったのだ……。 どうする、俺? |
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