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「結局、トロデーンに帰って来ましたわね。」

ミーティアが言う。
だが今は、以前のように遠慮が無いように感じられる。

「エイト!!!!
 探したぞ!!!!」

トロデ王が、俺たちを見つけて、パタパタ駆けて来る。
なんというか、本当にそういう擬音が似合っているというか……。

__は!? し、しまった!!!!

俺は、大事なことを忘れていたのである。
王は、一枚のプリントを俺に渡す。

「これから、『抜き打ちテスト』するからの!!!!
 覚悟しておれ!!!!」

思わず項垂れる……。

王を置いて、姫と2人で出てったから、すっかり怒ってしまっている。
トロデ王は『自分だけ置いてけぼり』が一番嫌いなんだよな〜……。
あ〜あ……。

「……やっぱり、お父様と『別居』した方がいいのかしら……。」
ミーティアが小さな声で呟く。

まあ、それは後で考えるとして、
今は結果がボロボロでも構わないから、テストに挑戦してあげようかな。

やっぱり一人じゃ寂しいんだよ。
きっとね。
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