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アリアハン郊外。 「リオごめんね。」 「もう大丈夫なんですね〜!!」 すっかり元に戻ったアイリに、 リオは(大袈裟にも)泣きながら抱きついてきた。 「ところで、アクシズ。 どうやって元気付けたのよ?」 面白がってエルマが問い質(ただ)す。 「……関係ないだろ。」 「照れちゃって可愛いいんだから♪」 アクシズは何か思い出し、ディートを見る。 「何ですか?」 「ディート。リオにお礼してやってくれないか?」 「お、お礼? 僕がですか?」 「だってお前じゃなきゃ出来ないと思うぞ。」 アクシズが言うが早いか、リオは熱っぽい瞳でディートを見つめた。 「ディート様〜♪」 「はい?」 「せっかくアリアハンまで来たんですから、両親に会ってくださいませ♪」 「はいい!?」 「これが本当の生贄だな。」 「確実な生贄ね。」 エビルとエルマが同時に唸る。 __とりあえず、ゾーマ討伐のパーティ再編成したほうがよさそうかな。 これからは、通常通り闘える訳ではない。 アイリは、密かにゾーマ討伐の決意を固めていた……。 |
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