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「……で、そのミッション承諾したわけ?」

エルマが俺に冷たい視線を送る。
「まさか、お前じゃないよなぁ……と、思って。」


「あ・た・り・ま・え・で・しょ!!!!」


……予想通り、脳天から怒鳴られた。
まあ、分かっていたことだが、実際怒られると怖い……。

「でも、アクシズ。
 エルマにはアリバイがありますよ。
 珍しく僕達と一週間いっしょにいたたたたたた!!?」


「珍しく……って、どういう意味よ!?」


ディートの耳を引っ張りながらエルマが怒る。
あ〜あ……、これはもう、完全にプライド傷ついてるなぁ……。

思うが早いか、エルマは俺が持っていたカードを引ったくり、バラバラに破り捨てた。
「捕まえるわよ……!!」
「へ?」


「あたしの『通り名』汚されて黙ってるもんですか!!!!
 行・く・わ・よ!!!!」


そう……。

俺達の仲間、盗賊エルマの通り名が『シルバーウルフ』だった……。

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DQ3外伝『小説』CONTENTS