<4> | ||
「……というわけで、我々の年齢で120歳になっていたお前を、 『ダーマ神殿』に届けたという訳だ。解かったか?」 私が胸を張って言ったが、アクシズとディートはポカンとした顔で動かない。 長い沈黙が続いたが、やっとアクシズが口を開いてくれた。 かなり否定的だったのだが……。 「あ〜の〜な〜〜……。 何言ってるのか、さっぱり解からんぞ……!!? 年齢の照らし合わせが、普通『逆』だろ? 俺は『犬』か……!?」 アクシズの台詞に、ディートが噴出した。 彼にとっては、かなり面白かったのか笑いが止まらない。 どうやらツボに嵌ったらしい。 「ははは……は、す、すいません!! ちなみに、僕ら今『20歳』ですけど、 天界年齢に照らし合わせると、何歳ですか?」 ディートの質問に、アクシズも興味があるのか身を乗り出してきた。 私はちょっと考え、答えた。 「約『370歳』だな。 ん? どうした?」 気がつけば、2人とも床に頭を打ち付け、倒れている。 私としては、人間の寿命の短さの方が理解出来ないのだが……。 「……まあ、いいか。」 取り敢えず、話を終わらせると、最後に……。 「良くない!!!!」 ……と、2人が突っ込みを入れてきた。 元々、話は上手じゃないのだがな……。 一体何が気に入らなかったのだろう。 私は、最後までソレが何なのか理解出来なかった。 |
||
■これの次の話『EPISODE_[2]』へ ■前へ ■『DQ3』外伝CONTENTS |