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__ココは? 気が付けば、トロデーンの女性達に囲まれ、介抱されていた。 「ククールさん、大丈夫ですか〜〜〜!!? 私、心配したんですよ!!」 「何よ、私だって!!」 「ククール様〜〜〜〜!!」 黄色い声で、言い合いが始まる。 奥では、エイトと姫様が立って、俺を見ている。 失笑しながら……。 「ククール。 良い運動にはなったみたいだね。」 ……俺の自業自得だ。 ソレは認める。 今度は、麗しき姫様が痛いところを突いてくる。 「それで、マルチェロさんの事について、 何か手掛かりでも得られたんですか?」 返答に困って後頭部を掻いていると、 代わりにエイトが首を横に振る。 お、お前に、何が解かるってんだ!!? 「駄目だよ、ミーティア。 この事は、ククールの胸に仕舞っておくのが一番なんだよ?」 「そうですわね。」 おいおい、なんだそりゃ!! 勝手に話を終わらせるな!! 「だって、これ以上追求すれば、『傷口に塩』だろ?」 俺の胸を指差し、エイトは苦笑する。 心の……って、ことは……。 「ば、馬鹿にするな!!!! 寄り道野郎に言われたくない!!!!」 「なにお〜〜〜〜〜!!?」 いきり立つエイトを制して、姫様が微笑む。 「ククールさん。 トロデーンを、お家代わりにして下さって構いませんから、 今日はゆっくり休んで下さいね♪」 「面目ないです。」 エイトは置いていて、姫様にはキチンと謝った。 ココはお言葉に甘えて、 マルチェロ兄貴は、後ほどゆっくり探す事にしよう……。 |
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■違う話が見たいので、最初から始める。 |
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