エイトをからかうのは面白いんだ♪ ちょっと調子に乗ってみようか。 |
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「大丈夫だって、修道院内でも流行ってたんだぜ? 確かに、あんまり気持ちよくないが、 初体験ってのも有りだろ?」 「……初体験と言われると、よけい嫌になる。」 おい!! テンション上がるどころか、下がってるぞ? 項垂れるエイトを制し、彼方を見ると、 トロデ王がニヤニヤしながら立っている。 王は、「来い、来い。」と言いたげに、手を縦に振っている。 __嫌な予感がする……。 額に汗を浮かべ、後退り。 だが、首根っこをエイトに掴まれる。 「逃がさないよ♪」 語尾に『♪』と付いているが、彼の目は笑っていない。 今度は、王が、俺に語りかけてきた。 「なんじゃ。 ククール。 せっかくエイトが、逃がそうとしてくれているのに、 結局、逃げんかったようじゃな?」 それって、例の『公務のお仕事』が溜まっているって証拠でしょうか? 目で質問すると、2人は大きく頷いた。 しまった。 こんな事なら、城から出ていれば良かった……。 今更後悔しても遅いな……。 |
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